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2014.06.18 (Wed)

手紙。

不信。の続き。


5年生になり、担任はベテランの女性教諭でした。
この時期、子ども達は心身ともに大きく成長してゆきます。特に女の子は成長の速度が早く、精神的にもかなり大人びてきます。
その中でまおは、ゆっくりでのんびりで。学習面ではきちんとついていけるようになっていたものの、精神面では他の女子達についていけない場面もあったようでした。

ノートに落書きをされたり、物が無くなったり。
小さな事ですが、親として見過ごせないことがちょくちょくありました。

私も、中学の頃に男子生徒にいじめられた時期がありました。
物を取られたり、廊下ですれ違いざまに容姿を悪し様にけなされたりあからさまによけられたり。
そんな時、私は自分がそんな事をされていると、親に話すことは出来ませんでした。兄弟姉妹もいなかったし、同級生の中には私がそんな風に扱われていることを知っていた人もいたと思いますが、私は平気なふりをしていたのでそれほど深刻な問題に思われずにいたかもしれません。
苦しくても悲しくても、自尊心とプライドが、悲しいと声をあげさせませんでした。

まおはどうなのだろう。
けれど自分の体験から、自分が嫌な思いをしていることを声にして話すというのがとても勇気がいることだとわかっていました。
学校から帰ってきたまおの顔色を見て、さり気なくノートや持ち物を点検する毎日が続いていた頃、義姉から電話をもらいました。
義姉の次男Aくんは、まおと同じ小学校で1学年上だったのですが、いとこのまおを注意深く見てくれる優しい男の子です。
そのAくんのお友達もまた、まおのことを「友達のいとこ」という目でよく見ていてくれていました。

「Aの友達のお母さんから電話があったんやけど。。」と義姉。

その内容は、
掃除の時間、Aくんのいとこちゃん(まお)が学校の昇降口で1人ほうきで掃除をしていた。
同じ掃除担当と思われる女子数人がやってきて、まおに暴言を吐き掃除をほっぽり出して帰ってしまった。
まおは黙って下を向いていた、これはいじめじゃないのか?と、息子から相談された。
というものだったそうです。

義姉はそのお母さんに
「まおちゃんのお母さんに話してみる。ありがとう」
と電話を切り、そのまま私に電話をくれました。
まおは大人がいないところでも、いとこやそのお友達に守られていました。

「まお、こういう話がママに来たんやけど、どうなん?」
その夜私は、まおにそう聞きました。
「あー、うん。。。」まおは少し困ったようにうなづきました。
家では明るくうるさいぐらいお喋りなまおが、学校では辛い目にあっている。まるで自分の小さな頃を見るようで、胸がいっぱいになりました。
「まお、言いにくいことや言葉にしにくいことは、ママにお手紙にしてくれへん?ママに手渡してくれてもいいし、まおの枕元に置いておけば、ママがまおの寝顔を見に行くとき必ずわかるから」
と提案すると、
「うん、そうしよか」とあっさり承諾しました。
そしてそのとき、その手紙には
「学校の先生にママから言って欲しい時にはそう手紙に書く」と決まりを作りました。その代わり、その記述が無い時には勝手に担任にママから話したりはしない、と。

最初のうちは、構えてしまって書かないかもしれないと思い、私のほうから娘に宛てて手紙を書きました。

「今日、パパに◯◯って何?て聞いたら、おまえそんな事も知らんのか?みたいな返事されてん。
そんなんしゃーないやんなー」
とか、内容はくだらないものでしたが、こんな事でも書いていいんやと言うことを知って欲しかったのです。

ポツリポツリと、断続的に手紙のやり取りが続いたある日、学校から帰ってきたまおが、私のお店のドアを開けて
「これ!読んで!」と便箋を手渡しました。顔は真っ赤。
何かあったんだな、とわかりましたが、
「わかった。返事は夜でいいの?読んだら呼ぼうか?」
と聞くと、読んだら呼んで欲しいと言うので、手のあいていた私は早速読み始めました。

続きます。
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