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2013.09.03 (Tue)

手術をした年、学校で。

「嫌や!」のつづき。

平成15年、1年生の終わり。

まおが通った小学校は、私の母校でもある公立の学校です。
地域でも1,2を争うマンモス校で、素晴らしい先生がたくさんいらっしゃいました。
ただ残念なことに、私の努力不足で、まおの病気について理解して頂けなかった先生もいらっしゃいました。

まおがもやもや病の手術をしたのは、2回とも1年生の時です。
その担任の先生とは、すれ違ってばかりでした。
今思えば、教育のスタート地点である1年生は教えなければいけない事がたくさんあるのでしょう。
入退院を繰り返し、登校して来ても変則的に早退や遅刻をするまおに、構っている時間はなかったのかもしれません。
2度目の手術後、学校に戻ってすぐの頃だったでしょうか。
画用紙に描いた絵の裏に、名前を書くよう言われたにもかかわらず、隣の席の男子とまおは、表に書いてしまいました。
担任教師はそれを見咎めて、
「何をしてるねん!話を聞いてたんか!」
と、2人の頭を思い切り叩いたそうです。
バンダナに包まれていたまおの頭を叩いてすぐ、先生ははっ!として
「ごめん、頭叩いてしもた!」
とおっしゃったらしく、まおは痛いのと叱られた驚きで泣き出し、そのまま脱力発作を起こして倒れ込んでしまいました。

担任から電話をもらいました。
一連の流れと、脱力発作を起こしてしまったことを聞き、私は東保脳神経外科に電話をして受診の旨を告げてから、学校の保健室に向かいました。
保健室では、発作のおさまったまおがソファにちょこんと座っています。
私の顔を見ると、涙をいっぱい目にためたまま、えへへと照れ笑いするまお。
「怒られたらしいやん。」
私はまおの頭を撫でながら、笑いかけました。
「名前かくとこ間違えてん。○○君も。」
撫でた私の手にじゃれつきながら、まおはもう大丈夫やけどなあーと言います。
保健室の先生が担任を呼び、すぐに担任がこられました。
「お母さん、申し訳ありませんでした!手術して間もないのに、よりによって傷口のある頭を叩いてしまって…」
担任は、ベテランの女性教諭です。
私は
「まおが先生の言う事を聞いてなかったんです、すいませんでした。躾が至りませんでした。」
私も頭を下げました。
頭を下げながら、こう思いました。



もう学校には行かせない。
そんなに病気の子どもが面倒くさいのなら、はっきりそう言えばいいねん。


私がそう思うのには、理由がありました。

入院が決まったことを伝えた時、
「お見舞いには行きません。忙しいし、車も無いのでね。」
と開口一番。

入院中、毎日少しづつやった宿題や課題のプリントを提出しようとしても、
「わーみんなこれ、とっくに終わってるやつですよ。まおちゃんのだけまた見る時間ないわあ。」
と、嫌な顔。
「じゃ、私が見て丸付けします」
と言うと
「いやそれはまあ、見ますけどね」
と言ったきり、とうとう返却されずじまい。

「気をつけてあげないといけない事、ありますか」
と聞かれたので
「水分をたくさん摂らないと、脱力発作を起こしやすくなるんです。本人にも、お茶をたくさん飲むように言ってますけど、先生からも声かけを…」
と言いかけると、それを制して
「それは本人さんに気をつけてもらわなしゃーないね」

運動会ではダンスのみ出場して、徒競走には出ないと事前に打合せてたのにもかかわらず、本番では徒競走の列にまおを並ばせ、訳の分からないまおがみんなにつられて走ってしまったこともありました。
「いやぁ、すっかり忘れてた!人数多いからねえ。」

自分にとってまおは、たった1人しかいない宝物。
だけど先生にとっては、何十人もいる生徒の中のほんの1人。
それも、色々と世話のかかる面倒くさい生徒でしかないんやな。

私は、疲れきっていました。私自身が学校と関わることに疲れていました。

夜、まおに聞きました。
「明日、学校に行く?休む?」
「えーなんで?行くで!」

行くのかあ。。。

担任に手紙を書きました。
日頃、お世話をかけていることに対して、感謝をしていること。
保健室でまおを引き取ってから、直接脳外科に連れて行き、大丈夫だと診断を受けたこと。
それは手術をした頭を叩かれたからではなく、泣いて発作が起きたことが心配だったからということ。
そして、今回の件についてはまおが悪かった。本来、先生に謝っていただくようなことではなかった。
が、子どもの頭というのは大変ダメージを受けやすい。
まおに限らず、どんな子どもの頭も叩くことはやめて欲しい。

私は先生にとっては、いい保護者ではありませんでした。
その時、正直に言えば、それまでの事を思い出し、はらわたが煮えくり返る思いでした。
でもまおは学校が好きと言う。
行きどころのない気持ちを何とかして収め、便箋2枚に書き綴って封をして、まおの連絡帳に挟み込みました。

返ってきた返事は
すいませんでした、忙しいのでつい
といったものでしたが。

それでも、学校で脱力発作を起こすたび、小柄なその担任の先生はまおをおんぶして保健室に連れて行ってくださいました。
丸坊主頭にバンダナを巻いているまおを、事情を知らない上級生の男子がからかおうとしたのを知り、その子たちにわかるように諭して下さいました。
親の知らないところで、子どもは先生にお世話になり、迷惑をかけ、手間をとらせていたのです。
当時の私は、自分の子の事で精一杯で、それを理解することが出来ませんでした。
先生にとっては、ずいぶんと愛想のないやりにくい保護者だったと思います。

2年生になり、クラス替えに伴って担任も変わりました。
2年生の担任教諭には、まおの学習方法について色々と気付かされることになりました。

続きます。
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