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2012.06.02 (Sat)

発作が決めさせたこと。

教えて。のつづき。

実はずっと前から、こんな発作があったのだろうか。
私が気づかなかっただけなのだろうか。

病気がわかったのと同時期に、まおの発作が頻繁になってきました。

泣くとしゃくり上げる。ひっく、ひっくと、短く息を吸っては吐く。
テレビに好きなキャラクターが出たりすると、喜んで一緒に踊ったり歌ったり飛び跳ねたり。
少し冷ましてから出すうどんやラーメンも、大人の真似をしてふーっふーっと吹き冷ます。

脳血管内の二酸化炭素が、ある一定以上少なくなると、TIA(脱力発作)が起きます。
細くなっている血管の、反対側に影響が出ます。
まおは右側頭部の脳血管が細くなっていたので、左の足と手に力が入らなくなり、左だけ糸が切れてしまったあやつり人形のように崩折れてゆきます。

学校でも、病気がわかってからは担任の先生や保健室の先生にも充分にお話をして、支えていただきました。
ですが、廊下で滑って転んだり男の子が投げたボールが当たったり。
ハプニングはいくらでもあって、泣き出したままぐったりと倒れ込んでお友達を慌てさせました。

その度に、学校から電話があり、私は自転車で5、6分の小学校に車で乗りつけました。もしものことがあったら、まおを乗せて東保脳神経外科に運ばないといけなかったからです。

正直、仕事どころではありませんでした。
もともと心配性の私は、毎朝登校するまおを見送りながら、引き止めたい、抱き止めて家に閉じ込めておきたい衝動と闘っていました。

そんな親の心配もどこ吹く風、まおは毎日、本当に楽しそうに学校へ通っていました。
給食全部食べられた。
いろ鬼を○○ちゃんとした。
教科書に面白い絵が載ってた。
朗らかで、笑顔が可愛いまお。
明日もこのスカートを履くから洗わんといて、とランドセルの中に隠しちゃうキュートなまお。
まぁいいか、と何も聞かずにいると、
「なぁ、今日のスカートどうしたと思うぅ?」
と、聞いて欲しそう。
「あー、洗濯機に…あれ?入ってない!!なんで??」
と大げさに驚いてやると、本当に嬉しそうに笑うまお。
そんなまおの為に、私達親は何をしてあげられるんだろう…。

ある夜、まおとお風呂に入り、いつものように私が先に出ました。
しばらくまおはお風呂で遊んでいましたが、
「ママ…」と呼ぶ声。
直感で、なにか良くないことが起きていると感じた私は、お風呂場に飛んでいきました。
そこには、洗面器にいっぱい入ったお湯に石鹸が溶かれて、泡がいっぱいでした。まおの好きな遊びです。
ぷぅっとストローを吹くシャボン玉遊びは、発作を誘発するので禁止させていました。
お湯に石鹸を溶いて手でばちゃばちゃと泡立て、手ですくったり身体に泡を乗せたりする、彼女なりのシャボン玉遊びでした。

その洗面器にかぶさるように、まおがぐったりとうつぶせています。
「まおちゃん、どうした?」
声をかけながらバスタオルでくるみ、まおを抱き上げて部屋まで連れて行きました。
こんな時に限って、パパは仕事で不在でした。
「まおちゃん、泡を吹いたりしたん?」
「しんどいの?」
話しかけても、返事がありません。意識はあるのですが、言葉が出ない。
TIAです。
全身の力が抜けています。
私は時計を見ました。10分たってもこのままなら、病院へ…。
まおを抱きしめたまま座っているので、足で携帯電話と固定電話の子機を引き寄せました。
「まおちゃん」
目は私を見ているのに、言葉が出てこない。身体のどこにも力が入ってない。
3分、、、5分、、、
どこに最初に電話したらいい?
パパの携帯?119番?東保脳神経外科?
兵庫医大?
誰か教えて。誰か助けて。
私は、叫び出したくなるような恐怖に震えました。

8分。もうタイムリミットだ。
もう一度、まおに声をかけました。
これで反応がなければ、119番に電話をしよう。私は、子機を掴みました。
二人共、足がむき出しです。
「まおちゃん、ママと同じところにホクロあるね。足にホクロ。」
まおがうなづきました。
「他にどこにホクロあるやろ。」
続けて声をかけると、
「ここ…」
まおが指をさしました。

よかった。
私にもたれきっていた身体も、自分で力を入れて座り直しました。
「大丈夫?しんどくない?」
「うん」
それから10分もすると、すっかり元気になり、何もなかったようにけらけらと笑いながらお喋りをするまお。
その姿に安堵しながら、私は決心しました。

もう待てない。東保脳神経外科で、手術をしてもらう。
なんとしても、東保先生の首を縦にふらせてみせる。

続きます。
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